唐津焼展
2004年 09月 18日
唐津焼の有名窯元がズラーリそろう、年に一度、お祭り気分の展示即売会だ。
ふだんよりもちょっとお安くなっていて、空クジなしの唐津焼抽選会もある。
たっくさんの唐津焼をのんびりと品定めできるし、いつもは唐津を点在する窯元とのおはなしもじっくりできる。
こんな愉しい機会を逃すテはないと、初日でGO!
唐津焼も第○代とかいう老舗系は、お値段も重鎮・・・。
でも、唐津焼って東京のデパートでは3倍になるっていうしなぁ。。。
「1楽、2萩、3唐津」というように、唐津焼は茶道方面では特に人気が高い。
そのため、そりゃあ素敵な朝鮮唐津の水指とかあって、もううっとりだったのだが、なんせ日常生活ではぜったいに使わないわけで、それに15万円は・・・・残念ながら見るだけ・・・。
唐津焼では代表的ともいえる、黒釉の上に、白の藁灰釉をかけた「朝鮮唐津」は、あのコントラストの美しさ、青への変化は、窯元によっても個性があるし、そもそも作品ごとに味が異なる。大好きだが、お値段がはるものが多い。うーむ。
しかしほかにも粉引に絵唐津、三島唐津という文様を彫って化粧土をぬり、釉薬をかけ、と手間をかけた技法・・・いろいろあって、会場をひたすら回遊してしまう。
どこの窯元もみなさんそれぞれの作り方から選び方まで親切に教えてくださる。さらには隣にいた陶器に詳しいお客さんから講義も受けたりして、わたし、楽しくて会場から出る気なし。
で、暇になったオットは隣で絶賛開催中の唐津競艇の場外へひょいと消え、儲けたオカネで、職場のペン立てにと、中の辻窯で花器を買っていた。
わたしのお目当ては、なんといっても
王天家窯 (おおあめやがま)!
あちこちみて比較してやはり、ここの窯元がいちばん爽やかさがある。
思わず目をひく、あの鮮やかな碧い釉薬をつかった新しい唐津焼。
和紙を使った独創的な作品。とにかく愉しい。そしてお値段が手ごろ。
会場でいつも店先がにぎわっていたのはここではないだろうか。
愛する象嵌シリーズ・コレクションをまた増やす。
うしし・・・・。
それにしてもハウステンボス住人になってまだ半年なのに、もう我が家の食器棚の大半は、有田焼と唐津焼に変わってしまったなんて。
ハマリすぎ・・・・。
会場 唐津駅前のアルピノ
期日 9月17日~21日(火) 9時~18時