長崎ランタンフェスティバル
2005年 02月 10日
中国の旧正月(春節)を長崎新地中華街で祝う、長崎ランタンフェスティバル。
地元っ子が案内してくださるというので行ってみた。しかも彼女は小学校の先生。さすがに説明がわかりやすかった。。ちうことで、引率のセンセーについて歩く、小さな旅。
中華街へ至る町中のアーケードから、手作りのランタンが吊り下げられ、お祭りのはじまりをワクワクと高めてくれる。
しかし、先に空腹なので、いきなりお昼ごはん。
長崎といえば「卓袱料理」が食べてみたい!
訪れた先は先生イチオシの、「料亭・一力」。彼女の祖母がここで結婚式を挙げたそうな。格式の高い(&敷居が高い)、この高級料亭では、お昼に、卓袱料理の三段重を供している。
「おひるをどうぞ」と仲居さんに言われた、と思ったんだが、
正しくは、「おひれをどうぞ」だと訂正される。
なんでも卓袱では、まず、この言葉で汁物をいただいて、それから乾杯なんだそうな。
お~~い、こんなに一品一品、感動のお味で、税サ込み2625円って、ありえないよう~。
和・唐・蘭がミックスされた献立の卓袱は、満足感が違う。ほんのり甘い長崎てんぷら、とろける豚の角煮、クリーミーなあじさい揚げ、上品な黒豆など、どれも箸で口に運ぶたびに、嬉しい驚きをもたらしてくれる。
老舗料亭のお昼。静かで、美味しい時間。
食後はぶらぶらと。
いんげん豆を伝えた隠元禅師の興福寺(いんげん豆って人名から由来してたのかー)は、日本の唐寺。ここの2代目住職が眼鏡橋を造ったそうな。かつての丸山遊郭の跡へいけば、いまでも長崎花柳界の雰囲気が。坂本龍馬が酔って傷つけた柱が残る料亭「花月」もちらりと。交番までレトロ。カステラの福砂屋では店内のアンティークガラスを見に寄ったりと、さすがに引率の先生は、飽きさせないコース取りで、ランタンフェスティバルのメイン会場へ。
続きは、また明日。